Oracle ACEとは

今、新しいOracle ACE候補な Oracle ACE Associatesが103名。一年が任期のOracle ACE Directorが113名、Oracle ACEは235名。一度はいずれかになられていた方々である Oracle ACE Alumniが232名。これがOracle ACE Directory *1 に登録されている 683名の方々のTier毎の内訳です。*2 *3


Oracle ACEは、元々は実績を基にして「エキスパートでありコミュニティへの貢献があるとORACLEが称えた証」でした。


さて、今のOracle ACEは ?
少し歴史的な経緯を書きます。


The Oracle ACE Program : My 10 Year Anniversary | The ORACLE-BASE Blog によると、Oracle ACE Programが はじまったのは 2006年4月。
この初期の頃のことは OTN Japan Oracle エキスパートに訊く!キャリアアップの秘訣 に書かれています。初期はORACLEに所属する社員も含まれていて、そういう方は後にEmployee ACEと呼ばれるようになり、一時期の数年、赤いアイコンのOracle ACEとして区別されていて。今は記録上Directoryに残っていません。*4


2009年に、自らもOracle ACEのメンバーになりました。その後、2010年に MySQLのエキスパートが対象に加わった後、Oracle ACEの意味合いは、変わってきています。


2011年6月27日に、 Oracle ACE Alumniというtierができ、このときから Oracle ACEのメンバーは「1年間活動がORACLEから見えなかったら Oracle ACE Alumni」です。
Oracle ACE Directorのメンバーは、元々1年が任期の役務提供者だと思っています。一方でOracle ACEのメンバーには何ら区切られた期限も義務も、この時まではありませんでした。
Oracle ACEの認定条件である"これまでの貢献"の“これまで”が過去の一時ではなくて、数年貢献したら無限に貢献している意を表していたのが、有限に変わり区別するようにしたのだなと捉えています。また、この頃から ORACLEが OracleACEメンバー限定の活動に お声掛けする対象者の管理を、1年毎に見直すことにしたと捉えています。


2014年2月19日に、Oracle ACE AssociateというTierができました。ほぼ同じタイミングで、とあるサイトに「活動報告を自主的に行ってくださいな」と、ほぼ毎月ORACLEから促されています。


2016年12月20日に、「今すぐ過去1年ほどの活動報告を新しいサイト*5から自主的に行ってくださいな」とORACLEから個別に連絡がありました。この新しいサイトでは、ORACLEへ逐次活動報告する必要があり、その活動内容は ひとつひとつ入力するたびにスコアリングされます。*6半年単位で ORACLEが定めたスコアがあり、逐次報告した活動に基づくスコアがそれを下回ると、Oracle ACE Alumniとのことです。
今日も この新しいサイトへ「活動報告を自主的に行ってくださいな」と促されました。


このような経緯から、わたしは「認定された当時と同じようなORACLEが認める貢献に値する活動を複数年に渡って休みなく続けている人のみ」が、今は Oracle ACEのメンバーと言えると捉えています。


そして、「エキスパートでありコミュニティへの貢献があるとORACLEが称えた証」は、Oracle ACE Associates、Oracle ACE Director、Oracle ACEそしてOracle ACE AlumniのTierに分かれてはいるものの「Oracle ACE Directoryに登録されていること」と同義になったと捉えています。


*1:https://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=19297:3:

*2:それぞれ https://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=19297:3: から調べた数字

*3:参考:Oracle ACE Program (@oracleace)のTwitter公開リストoracle-acesには 404名がリストアップ

*4:Oracle ACEに認定されたのがORACLEを退職後の元ORACLE社員の方は何名かいらっしゃいます

*5:参考:The ACE Scorecard « Karl Arao's Blog

*6:参考:Debra's thoughts on Oracle: Oracle ACE Program - A Victim of It's Own Success?