ちょうど一年ほど前のことです。いつもの本屋さんに行きました。
なんだか その頃は ―― 本はネットで探して、見つけたら注文して、宅配してもらうもので ―― 本屋さんに行っても、息子と一緒。幼児向けのコーナーに一直線。そんな生活をしていました。
ある日、エレベーターを降りた途端のことです。
いつもは足を運ばないコーナーに、彼が駆けていきました。
「パパの本、これ」
パパの本 ?
ちょっと見てみようか。
最初はそんな感じでした。
手にとって読んでみて…
彼の頭を なでました。
すぐに買いました。
しばしの休暇の間、読みふけっていました。
これからも何かに こだわりたいときに読む、白い本です。
[ISBN:978-4774142272:detail]