ちょっとずつ Oracle Database 11g Release 2 (11.2) - インストーラ その1

Oracle Database 11g Release 2 (11.2) Installed inhouse - wmo6hash::blogのインストール時にスクリーンショットを保存したので、前リリースを対象に作成されたOTN-J:Oracle Database 11gのLinuxへのインストールOTN Japan - 意外と簡単!?Oracle Database 11g Release1:Windows版 第1章を参考に、ちょっとずつインストールの過程を書いてみます。*1
 
まずOracle® Database Quick Installation Guide 11g Release 2 (11.2) for Linux x86 Part Number E10857-02

1 Reviewing Information About This Guide
2 Logging In to the System as root
3 Checking the Hardware Requirements
4 Checking the Software Requirements
5 Creating Required Operating System Groups and Users
6 Configuring Kernel Parameters
7 Creating Required Directories
8 Configuring the oracle User's Environment
9 Mounting the Product Disc

を読んで、ユーザー作成したりカーネルパラメータ変更したりなどしました。*2
その後、インストールするユーザーでログインしました。
 
Oracle Database 11g Release 2 for Linux x86から Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0) for Linux x86 (linux_11gR2_database_1of2.zipとlinux_11gR2_database_2of2.zip)をダウンロードして、任意のディレクトリへ配置した後、インストールするユーザーでログイン後、端末へ

unzip linux_11gR2_database_1of2.zip
unzip linux_11gR2_database_2of2.zip
cd database
./runInstaller

と入力しました。端末に

[mo6]$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerを起動中です...

一時領域の確認中: 80MBを超えている必要があります.   実際 4457MB    問題なし
スワップ領域の確認中: 150MBを超えている必要があります.   実際 2047MB    問題なし
モニターの確認中: 少なくとも256色表示するよう設定されている必要があります.    実際 16777216    問題なし
Oracle Universal Installerの起動を準備中 /tmp/OraInstall2009-09-02_07-10-24PM. お待ちください...
[mo6]$

と表示されました。
 
その後、Oracle Universal Installerのスプラッシュが表示された後に、つぎの「Oracle Database 11g Release 2 (11.2) - インストーラ - データべースのインストール - ステップ1/9が表示されました。
セキュリティ・アップデートの構成をします。

No Technical Supportのため Oracle Configuration Managerは利用しませんので、電子メール(M)は空欄のままにしました。
OTN Subscribe to Critical Patch Update Alert E-mailsを実施済のため、セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る必要がないため、チェックを外しました。
My Oracle Supportパスワード(O)も空欄のままにしました。
「次へ(N)」を押しました。
 

このように「電子メール・アドレスが指定されていません。」「構成内の重大なセキュリティの問題に関する通知を今後も受け取りませんか。」と表示されますが、先に記載の理由のとおり入力しないことには意味があって受け取りませんので、もちろんここでは「はい(Y)」を押しました。
 
 
今日のところはここまで。
 

ちょっとだけ補足

このインストーラおよび$ORACLE_HOME/ouiの下にインストールされるのは Oracle Universal Installer バージョン 11.2.0.1.0 Productionでした。一緒にインストールされる Oracle One-Off Patch Installer 11.2.0.0.2は、実際に$ORACLE_HOME/OPatch/opatchを実行してみると、表示されたのは Oracle Interim Patch Installer バージョン11.1.0.6.6でした。また $ORACLE_HOME/jdk/bin/javaを実行してみると Sun Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.5.0_17-b02)でした。

*1:スクリーンショットは幅640ピクセルで統一しています。クリックすると拡大表示されます。

*2: 今回はインストールするユーザーは、すでに Oracle Database 11g Release 11.1.0.7 for Linux x86をインストールして使っているユーザーになります。Oracle Universal Installer実行前に行うことは既に実施済みでした。