OPSについて語る秋

大昔、目前には3ノード以上のクラスタリングされたシステムがあたりまえに存在し、クラスタワイドで共有するファイルシステムを記憶域として ひとつのディレクトリへ Oracle Parallel Server (以下OPS)を Optionとして選択して Oracle7 Server for OpenVMSをインストールしていたイメージしかない OPSでしたが、すぐに商用UNIXで Very Large Database(VLDB)と呼ばれるシステムや耐障害性を過度に求められるシステムが構築されるようになっていきました。
事実、わたしが受けた依頼の対象となるシステムの 100%がOPSでしたし、当時○○○が導入するシステムは OPSが極端に多く採用されていました。
OPSが採用されるプラットフォームは、 WindowsNTRed Hat Linuxと続々増えることはあれ、減ることはありませんでした。
しかしながら、その当時 OPSを利用したことがなかった技術者の方は多くいらっしゃったのではないでしょうか。


以前は、大規模かつ高い可用性が求められる重要システムでのみ使用するイメージのあったOracle Real Application Clusters(以下、RAC)ですが、ClusterwareやASMが導入されたOracle Database 10g RACの登場以降、様々なシステムで広く使用されるようになってきています。事実、弊社でお受けする設計・構築案件やデータ移行案件のほぼ100%がRACになっていますし、昨今オラクル社がリリースしたExadataやOracle Database ApplianceといったEngineered Systemsにも、基本的にはRACが選択されます。RACが採用されるシステムは、増えることあれども、減ることはないと考えられます。しかしながら、RACを使用したことがないエンジニアの方も多数いらっしゃると思います。

VMwareを使ったRAC環境構築のTips:EnterpriseZine(エンタープライズジン)

わたしへ この今日から始まる 「目指せリア充!コーソル流 RAC 活のススメ ~シングル卒業~」連載一覧:EnterpriseZine(エンタープライズジン)ティーザー広告をされた方から、今、あえて下名が OPSについて語るとか面白いんじゃないかと投げかけがありましたので、ちょっとこの記事のはじまり風に書いてみました。