「働き方の新しいスタイル」への仕事道具最適化'25

JPOUG Advent Calendar 2025 - Adventar 4日目の記事です。3日目は渡部さんの Oracle FreeSQL – Live SQL後継の無償SQL実行Webアプリ | コーソルDatabaseエンジニアのBlog でした。


このように、日本時間では今朝、Oracle AI Database 26ai(23.26.1) On-premises for Linux x86-64 が 2026年1月20日頃のリリースを計画しているとのニュースがありました。
そんな2025年の師走。
いかが お過ごしでしょうか。

はじめに

今年、わたしは、概ね週3から4日は在宅勤務で、週1日から2日はノマドワークでした。仕事場の比率として多い順は、時間も回数も昨年一昨年同様 1:いわゆる在宅・2:お客様やパートナー企業などの他社オフィスおよびシェアオフィスです。自社オフィスには数回足を運んだのみです。週3日以上のテレワークは約3割、ワークスタイル最新調査 | 日経クロステック(xTECH) の記事などによると、リモート勤務は減少傾向にあるようですが、わたしは2024年より増えました。必要に応じて色々な場所で仕事するものの、主たる勤務場所は自宅です。
なお、一昨年来、太平洋側の自宅(以後自宅a)と日本海側の自宅(以後自宅b)の 2拠点生活を続けています。昨年よりも若干自宅bの滞在期間が長かったです。

変わった点
  • 多くの方々の前でお話する機会が増える
    • 2020年から2024年は、多くの方に向けてお話しするのは、オンラインイベントのみの年があるほど、オンラインイベントのほうがオフラインイベントよりも多かった
    • 2025年はオフラインイベントのほうが多かった
  • ネクタイの装着率が高まる
    • スーツを着る機会が増えた
    • スーツを着る時は必ずネクタイを着用
  • スーツケースの利用頻度が高くなる
    • 仕事以外も含め宿泊を伴う移動が増加
    • 宿泊時は必ずスーツケースを用いるように

この「働き方の新しいスタイル」に合わせ、仕事の質を上げる目的で、ノマドワーク・オンサイト最適化と在宅勤務・オフサイト最適化をはかった仕事道具を書きます。

ノマドワーク・オンサイト最適化

ワイヤレスヘッドセット

片耳マイク付きヘッドフォンを止めて、このオープンイヤーヘッドセット、 Earaku ヘッドセット J076 を使い始めました。*1*2
www.earaku.com
発表者の方に一ヵ所に集まっていただきつつ、Zoomミーティングで開催しているJPOUG Tech Nightでも、これを使っています。
低価格で「耳を塞がない・マイクが口元近くにある・装着していて違和感がない」を満たし、実用的です。ノマドワークでは、こればかり使うようになりました。一方で、マイクの音質が変わってしまうことと音楽を聴くには難があり、有線マイク付きイヤホン Miraculeux. ARKARTECH T6 も常備し、併用しています。

しばらくはこのまま2製品を使いますが、そのうち こちらのマイク品質が向上する高グレード品などから より良いものを吟味しようと思います。
www.earaku.com

MYSTERY RANCH DISTRICT PRO


いわゆるビジネスバッグをこれに変えました。スーツ着用時だけでなく、ラップトップ・コンピューターを持ち歩く必要のある時は、ほぼこれのみを利用しています。
なかなかしっくりくるリュックが見当たらず、スーツケースのキャリーハンドルを通して使う時のおさまりが良さそう等があり、こちらに変えてみました。

一緒に利用する頻度が高いスーツケースは、 innovator INV20 です。

在宅勤務・オフサイト最適化

ラップトップ・コンピューター収納

サンワダイレクト デスクサイド 収納
direct.sanwa.co.jp
自宅aでは、これまで足元にラップトップ・コンピューターを配置していたのですが、*3自動昇降デスクの天板にしまう収納へ変えました。足元がすっきりしたのと、机の周りのデッドスペースを有効活用しつつもラップトップ・コンピューターを出し入れしやすくなりました。

ルーターとケーブル収納

山崎実業(Yamazaki) デスク下ケーブル&ルーター収納ラック スマート
www.yamajitsu.co.jp
自宅bでは自動昇降デスクの天板にルーターをつるしています。

JOYROOMマグネット式ケーブルバンド

両自宅でケーブルをまとめるのに使っています。自動昇降デスクの天板の下も足も鉄でマグネットが付くため、こちらを利用することによってコードのもたつき等がなくなりました。

Amazonベーシック フロアコードカバー

自宅aでは自動昇降デスクや周辺の棚の位置を変えました。それによって電源コードが床をはう形になったため、フロアコードカバーを用いています。



*1:昨年検討していた骨伝導ヘッドセットは使って試してみたのですが、独特な振動が わたしには合いませんでした。

*2:片耳マイク付きヘッドフォンは家人が利用中

*3:その台座になっていたBoYataのラップトップコンピュータースタンドを家人に譲るにあたって

Oracle Developer Day 2025 LT1-2 さまざまなデータベース・デプロイメント

JPOUG Advent Calendar 2025 - Adventar 2日目の記事です。1日目は渡部さんの Oracle DatabaseのOracle ACE Proが選んだ2025年オラクル10大NEWS | コーソルDatabaseエンジニアのBlog でした。

はじめに

「未来を創造するテクノロジーを今、あなたに」をテーマにITに携わるすべての開発者とエンジニアにお届けするテクニカルイベント、Oracle Developer Day 2025が、5月23日(金)にオラクル青山センターで開催されました。
ブレイクアウトセッションとLTセッションのスピーカーは、オラクルの方も含め全てCall for Proposals(CfP)へ応募し、日本オラクルDeveloper Relationsの方々の審査および選考を経て、登壇されました。
JPOUGのみなさんへ『みなさんからの応募をお待ちしています。』と日本オラクルDeveloper Relationsの方々からの伝達をしつつ、自らCfPへ応募し、LTセッションでお話しました。

スライド

概要

マルチクラウドでシステムを実装するパターンが増えるにつれ、エンジニアひとりひとりの前提知識が異なり、相互理解に時間がかかっています。このセッションでは、Oracle Databaseがとりうるいくつかのデプロイのパターンと、その他のデータベースでとりうるデプロイのパターンを大別・整理して説明します。知見のあるデータベースやプラットフォーム等が異なるエンジニア間の知識の差を埋める一助になれば幸いです。

同種データベースソフトウエアをベースにしたDatabase as a Service(DBaaS)分類例

Oracle Database@Azure と Oracle Database@AWSOracle Database@Google Cloudを まとめて Oracle Database@Hyperscaler と言いますが、そもそもこれらのハイパースケーラーの提供するクラウドサービスと共に Oracle Databaseを利用する必要が無いと、これらのサービスの存在自体を知る必要性がなく、いざ必要となった時、直ぐには理解しかねる状況があるかと思います。
また「Oracle Database@Hyperscalerって、どこのクラウドでも一緒」だと感じて一歩踏み込んで調べていないと、「各ハイパースケーラーで差のないOracle Database@Hyperscalerは、どこのクラウドでも一緒だが、差があるDBaaSもあるし、Oracle Database@HyperscalerではないがOracle Databaseを用いるDBaaSもある」という認識がないかと思います。
これを、そもそもDBaaSを どういう風に分類すると、多くの人が共通の理解を得やすくなるか考えて、数枚のスライドを作ってお話しました。

Database as a Service(DBaaS)の提供形態と実行プラットフォーム

どこでも同じような運用をしたい、マルチクラウドポータビリティを確保して同じデータベースを同じように使いたいというニーズに対してのサービスの提供形態が変わってきています。この提供形態の違いを1スライドでお話しました。

様子

渡部さんが撮影してくださいました。ありがとうございます。


Oracle Developer Day 2025の その他のセッション

【基調講演】 AIがもたらすエンジニアの未来、【スペシャル セッション】 ひろゆきとひげおやじのゆるテック会議およびオラクルの社員の方々のブレイクアウトセッションとLTセッションは https://www.oracle.com/jp/developer/events/dev-day/ にビデオか資料が公開されています。その他のセッションは 日本オラクル社主催セミナー「Developer Day 2025」 に弊社西尾が登壇 | 株式会社 第一コンピュータリソースOracle「Developer Day 2025」で発表してきました! - atlax blogs で公開されています。

謝辞

オラクル主催イベントでお話するのは Oracle Code Tokyo 2019 *1 ぶり、オラクル青山センターで多くの方の前でお話するのは Oracle Database Connect 2018 *2 ぶりでしたが、その時と変わらず とても丁重に扱っていただき、感謝しています。
今回、2009年の サポートエンジニアの事実と真実 - Oracle Technology Network Japan Blog *3 依頼、日本オラクル主催ではないイベントも含めて たびたびリハーサル支援および登壇前のアテンドをしていただいているTNさんとも6年ぶりにお会いし、16年前と同じく「またよろしくお願いします。」とお話して会場を後にしました。
またの機会があるよう、日々精進してまいります。

補足

オラクル主催イベントでお話するのは6年程のブランクがあり、参加していただく方々からは初めて見る顔になっていることと、若干でも どういう人がこれから話すのかわかったうえでないと内容が頭に入ってきにくいと考え、自己紹介スライドは近況報告のような形にしました。

私的Oracle Database Release and Support Timelines集

なぜ


わたしは、これを応用して別の図が必要な時が多々あります。
本投稿は、その別の図の2024年12月11日時点での下書き集です。

図1:Premier Support期間中のみ、Long Term Releaseのみ*1*2


図2:11.2リリースファミリーから、Extended Supportのあった/ある/ある見込みのリリースのみ


図3:Oracle Database 11g Release 2(11.2.0.1)から最新リリースまで


工夫

兼ねることで生じるわかりにくさを反面教師として、目的別に絞り、簡潔にしています。
Zの法則にそったデザインにし、新しいリリースの情報から目に入るようにしています。この副次的な効果で、形がポジティブな右肩上がりになっています。
年の区切り幅は、不均等ではなく均等にしています。
同じ日を終端とする帯は同じ位置で終わるように、帯の長さを揃えています。
理解を妨げる隠し文字のようなギミックは、排除しています。
期間の最初は最も昔で2009年、最も未来で2034年にしています。
Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1)は2009年9月、同リリース11.2.0.4は2013年8月提供開始なため、帯の開始時期も この事実に基づいています。
Limited Error Correction(LEC)は、一部のプラットフォームへ提供されていたことと、今となっては言及する必要性がないと思われるために、除外しています。
Advanced Support ServiceであるMarket Driven Support(MDS)とUpgrade Supportは、Oracle Customer Success Servicesが提供する手厚いサービスの一部であり、それらのサービスの提供を受けていない方には本情報は不必要なため、除外しています。*3



この記事は、JPOUG Advent Calendar 2024 - Adventar 11日目の記事です。昨日、10日目は、@wrcsus4さんの CData Sync 高速差分レプリケーションの仕組み | コーソルDatabaseエンジニアのBlog でした。明日、12日目は、@nisshii0_tさんが執筆予定です。

*1:現時点では、現在パブリッククラウドのマネージドサービスで提供されているLong Term Releaseと同義です。このため、本来クラウドならこのパターン以外は不必要なはずです。

*2:Oracle Database 23ai for On-Premises Server Releasesは現時点ではリリースされていないため、Amazon RDS for Oracleに23.xはなく、21.xと19.xのみがサービス提供されています。

*3:Oracle Customer Success Servicesから何らかのAdvanced Support Serviceのサービスを受けている方々は、既に必要な情報は提供されています。