Oracle Databaseを中心とした座談会’19レポート寄稿とPMEM最適化


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2019年5月17日(金)17:15-18:00に Oracle Code Tokyo 2019 内で Oracle Databaseを中心とした座談会’19 を行いました。
多くの方にご参加いただきまして、どうもありがとうございました。

用いられたスライドと登壇者発言録および参加された会場のみなさんとのかけあいをまとめたレポートが、Oracle Technology Network / Database / 技術記事 / Viva Developer / JPOUGインサイド Oracle Databaseを中心とした座談会’19 に掲載されています。『Oracle Database を中心とした座談会’19』Oracle Code Tokyo 2019 – Togetterと合わせて、どうぞご覧ください。

Oracle Databaseを中心とした座談会’19 – Oracle Code Tokyo 2019 開催報告 | Japan Oracle User Group (JPOUG)

この、一緒に登壇いただいた大野さん小畑さん柴田さん渡部さんに多大なる協力をいただきつつ、とりまとめて寄稿した Oracle Databaseを中心とした座談会’19 – Oracle Code Tokyo 2019 #codetokyo19 #jpoug - wmo6hash::blogの実施レポート内で、私は“Oracle Database は、その時代に存在するハードウエアに最適化するように作られます。 その最適化が新機能になり……パーシステントメモリーは……これらは先の話のように聞こえるかもしれませんが、今、使えます。そして、いつか自然になります。そのとき、たった一人でも、この話を思い出していただける方がいたら うれしいなと思います。”と述べています。つまり、約4ヶ月前にこんなお話をしていました。

そして、昨日――

Press Release
Oracle Expands Database Innovation Leadership
Oracle continues to deliver ground-breaking data management technologies to help businesses protect and capitalize on their data
ORACLE OPENWORLD, San Francisco, Calif.—Sep 16, 2019
Accelerates Database Software InnovationOracle Database is expanding its lead in cutting-edge database technology and previewed key software innovations coming in Oracle Database 20c and Oracle Autonomous Database. These include a native persistent memory (PMEM) database, Automated Machine Learning (AutoML), native blockchain tables for secured transactions, and a binary JSON datatype for increased performance.

With the introduction of native persistent memory, companies can accelerate data access across workloads that demand lower latency, including high frequency trading and mobile communication. AutoML automatically builds and compares machine learning models at scale, plus facilitates the use of machine learning by non-experts. Additionally, Oracle announced a new blockchain table type where rows are cryptographically chained to provide a secured ledger. The ledger is easier to use and more functional than existing blockchain implementations, as blockchain tables can participate in transactions and queries with other tables.

Oracle Expands Database Innovation Leadership

楽しみですね、 Persistent memory store ? Native PMEM Database ?

*1:わたしは@oracletechnetjpの中の人ではありません

db tech showcase Tokyo 2019 D10 Session後半

2019年9月25日(水)26日(木)27日(金)の3日間に渡り秋葉原UDX カンファレンスにて開催される db tech showcase Tokyo 2019内で、 JPOUG SPECIAL SESSIONとして 26日(木) 16:00 – 16:40 D10 Session:DB(データ管理)*1 の後半でお話します。
前半で篠田さんが「Oracle Database 18c/19c辛口新機能解説」を話し、後半で わたしが「Oracle Databaseバージョン選択における考察’19」を話します。

さて、Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1) for Linux x86がダウンロード可能になったのは 2009年9月1日。*2 *3 10年前の今日ですね。
あくまでも想像ですが、全世界の Oracle Databaseの中で、このリリース 11.2の最終リリースである 2013年8月28日から順次リリースされたOracle Database 11g Release 2 (11.2.0.4)が現在最も多く利用されているリリースかと思います。
いわゆる「リリース 2神話」かつ「最終パッチセット信仰」*4が未だ根強く。リリース12.2と18と19を12.2リリースファミリーと呼ぶことも定着しておらず。その12.2リリースファミリーの長期サポートリリースであるリリース19 ―― Oracle Database 19cがダウンロードできるようになってから まだ日が浅いため *5
世界的に、Oracle Database 19cへアップグレードする検討が始まったばかりではないでしょうか。

このような現状と想定し、昨年来、Oracle Databaseバージョン選択における考察'18 - wmo6hash::blogもし師走に『Oracle Databaseバージョン選択における考察’18』を創るなら - wmo6hash::blog2019年のOracle Databaseバージョン選択肢 - wmo6hash::blogと このブログに投稿している内容や、Oracle Databaseを中心とした座談会’19 – Oracle Code Tokyo 2019 #codetokyo19 #jpoug - wmo6hash::blog を行う上での様々な議論、熟練技術者のみなさまとの日々の たくさんの出会いの中で得られた素朴な意見、新しく Oracle Databaseを使い始めた方などとの談話の中で得られた新鮮な感覚、そして変わり続ける様々なプラットフォームおよびサービスや接続するアプリケーションの状況等を踏まえて、わたしの新しいバージョン選択における考察を発表します。

ご興味のある方は、db tech showcase Tokyo 2019|EventRegist(イベントレジスト)から登録して、ぜひ参加してください。


なお「もう Oracle Database 19cのみ使ってるよ !」という方がこの投稿を読んでいただけたのなら、なぜそれが可能なのかのコツやヒントなどを本投稿へコメントしていただけると幸いです。もちろん、今後の JPOUGのイベントでじっくりお話いただくのも歓迎します。

*1:db tech showcase 2019 | db tech showcase & db tech showcase Tokyo 2019 | Japan Oracle User Group (JPOUG)

*2:Oracle Database 11g Release 2 (11.2) Installed inhouse - wmo6hash::blog

*3:Oracle Database Software Downloads | Oracle Technology Network | Oracle から未だ10年前と同一のバイナリがダウンロードできます

*4:products.xmlにPATCHSETが含まれていたのは11.1.0.7パッチセットが最後です。参考: Real World Oracle Database Patching Terminology

*5:2019年2月14日 Oracle Database 19c for Oracle Exadata via Oracle Database 19c Now Available on Oracle Exadata 、2019年4月26日 Oracle Database 19c for On-Premis Systemsのうち Linux x86-64 via Oracle Database on Twitter: "Oracle Database 19c is Now Available on Linux. Find out more here #OracleDatabase https://t.co/rGkWzkmikr… "Oracle Cloud Databaseサービスはその後順次。Oracle Cloud Databaseサービスの一部は現在もプレビュー中 via 8月20日開催 Oracle Database Technology Night⭐️ - Togetter

Oracle ACEとしての10年を超えて

2009年8月25日、「Oracle ACEでもあります」と初めてご紹介いただきました。*1 この紹介にあたって、『講演は「君もOracle ACEになろう」で〆てくださいね。』みたいな文が最終行に書かれたメールを受信していることに気が付いたのは数日前 ーー 元々の講演依頼にはなかったし。私個人に講演依頼があったわけじゃなかったのに。
上司に相談したら、やつぎばやに『そりゃぁそうでしょう。何言ってんの。自覚がないな。要望に応えて。宿命。しっかりやってください。』とのお言葉をいただき。
ぐっとこらえて。他のメンバーの方も多かれ少なかれ「無茶に応える輪が Oracle ACEなんだろう」と自分を納得させ、その講演に臨み。
〆は「技術者が もっと外に出られるようにしてあげてください。そうしたら更に伸びます。」との「武者修行のススメ」にしました。

あれから10年、武者修行を続け、今も わたしは Oracle ACEのメンバーです。 *2
日々、様々なご支援をいただいている方々には深く感謝いたします。
今後ともご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます。




2019年8月25日現在、 Oracle ACE Directory には、 722名の登録があり。Groundbreaker AmbassadorとJava Championの方々を除くと、Oracle ACE Associateは139名・Oracle ACEは199名・Oracle ACE Directorは98名。日本に限ると Oracle ACE Associate 3名・Oracle ACE 7名。この7名の中で、私と同じ Expertise: Database Management & Performanceは、4名。この4という数自体は、私が登録される前、つまり10年前と同じです。先達と、武者修行を共にする同士へ敬意を表して。

*1:サポートエンジニアの事実と真実 | Oracle Technology Network Japan Blogおよびインタビュー:日本ヒューレット・パッカード株式会社 諸橋 渉さん - YouTube の時

*2:Become an ACE記載の“Maintain a consistent level of activity”が認定の判断基準です。審査は、Oracle ACEとは - wmo6hash::blogを書いた頃と違い、厳密には12ヶ月単位ではありません。2019年5月中旬に、2018年6月1日から2019年5月31日分の活動を審査されました。
認定証明: https://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=ACES:DIRECTORY:::::SEARCH:Wataru+Morohashi