伝説の「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」をお片づけする

 「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」というセミナーの資料が私の手元にあります。これは約3年前、1998年12月に東京ビッグサイトで開催されたOracle OpenWorldのカンファレンスの資料です。過去、私が見たOpenWorldのカンファレンスのなかで、このセミナーは一番面白く、今でも記憶深いセミナーです。少人数のセミナーでしたが、かなりの盛況で、立ち見の方もたくさんいらっしゃいました。

http://www.oracle.co.jp/2shin/2002/ora51/18_19.html

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この「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」は、少人数と言っても聴講されていた方は軽く五十人は超えていたセミナーだったと思います。
たくさんの立ち見のなかの一人な私。「いつか講演されていた方のようにできたらいいな」「いつかこういう話しにくいことをはっきりと誰の前でもどうどうと話せるようになったらいいな」と思いました。


一度だけテキストを持っているとか憧れていたとかを講演されていたご本人にお話したことがあります。
微笑みながら「もういらないでしょう。頭の中に全部入っているでしょう。」というようなことをおっしゃっていただいたことを覚えています。
「似たようなセミナーはあれ以来ない」や「少なくとも私の中では伝説」というようなことをご本人にお伝えしました。


そして、それからも英語で似たようなことを見聞きしたことは一度や二度じゃありませんが、日本語で多くの方の前でお話される催しがあったのかどうかは記憶にありません。私はすくなくともお目にかかったことはありませんでした。


昨年 Oracle DBA & Developer Days 2010 が開催されると聞いたとき、なんとなく予感がしたんですよね。この「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」に似たような感覚を覚えるセッションがあるんじゃないかって。もし受講して期待するようなセッションだったらテキストはいらないなと思いました。このテキストに書いてあることは今や古いし、講演されたご本人に私にはいらないって言われたのは何年も前のことだし。

セッション・リストを見ると… あるじゃない 「サポートエンジニアが語る!内部エラーのトラブルシューティング」 が ! しかし知ったときにはもう満席…ora

そこでネタとして用いられるかなーと思うような内容はこのブログに掲載するのを一旦止めた*2ほど期待しながら毎日席が空かないかチェックしていましたが… 満席が空席ありになることなく当日を迎えることになり、「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」を受けたときと同じく登録せずに立ち見で参加*3しました。

そんな 「サポートエンジニアが語る!内部エラーのトラブルシューティング」 は、「のっけからやっぱそうきたか ! やられたっ !」「いいね !」「そうそう !」みたいな期待を上回る感じで続きました。私がニヤッとしながら聞いていたのは周りの方には見られたくなかったので、人目を気にせずにいられる場所で聴講できてよかったなぁって感じで ―― あれから三ヶ月経って「サポートエンジニアが語る!内部エラーのトラブルシューティング」がダイセミで再演されるこの機会に「In depth Oracle:ORA-600セミナー(トラブルの原因と対処法)」の資料は目に触れないところにしまおうと思います。

*1:OTN Japan - 404 Error を題材にして取り上げられている 2002年2月10日発行のオラクル通信Vol.51 お知恵を拝借 ! 〜 OTN-JフォーラムのQ&Aから 〜 です。

*2:一旦止めたのをベースにして後日投稿したのは、今のところ ORA-600/ORA-7445 TroubleshooterORA-600/ORA-7445 Troubleshooter - Episode I in My Oracle Support Community です。

*3:すぐに最後列壁際の空いたスペースに席を用意していただいたので立ちっぱなしじゃありません。席を急遽用意していただいて、どうもありがとうございました。